私の母は亡くなる直前まで元気に過ごしていました。
母の親族は初期認知症の父と長男の私だけだったため、私が短時間に色々なことを決める必要がありました。
葬儀社や葬儀内容をどのように決めたかを振り返ります。
[母が急逝] 警察による現場検証
母は突然、お店として借りていたマンションの一室で亡くなりました。
発見時に冷たくなっていたため、警察の現場検証を受けました。
事件性が無いと判断されましたが、死因を特定する司法解剖を行うことになりました。
「翌日警察署で解剖を行った後に遺体を引き取っていただきます。
今夜中に葬儀社を決め、明日は葬儀社と一緒に来てください」と警察官に言われました。
父は茫然自失とするだけでした。
私が葬儀社や葬儀内容を決める必要がありました。
葬儀の形式と葬儀社の決定
葬儀には家族葬と一般葬があり、さらに一日葬と二日葬があります。
また葬儀を行わない火葬式(直葬)もあります。
簡素で良いが最低限の送り方はしたいと思い、家族葬で一日葬を行うことにしました。
自治体の指定を受けている葬儀社と、お世話になっている納骨堂の指定葬儀社に連絡し、相見積もりをお願いしました。
午後8時を過ぎていましたが、両社とも対面で打ち合わせを行なって頂けました。
二つの葬儀社から見積もりを取ることで、葬儀内容のイメージがたち、納得して家族葬の形式で行うことにしました。
わかりやすい説明をいただけたのと、父が通いやすいことから、父が住むマンションから歩いていける自治体指定の葬儀社と契約しました。
葬儀内容をどのように決めたか
私の母は30年以上、ブティックを経営していました。
手帳の住所録には300人以上の名前がありました。取引先も10近くあったと思います。
そのため私は、早々に家族葬にすることを決断し、連絡するのは親戚のみにしました。
葬儀まで1週間近くあったため、結果的に参列者が20人以上になりましたが、葬儀社には柔軟に対応して頂けました。
通夜が無い一日葬でしたが、安置所が24時間出入り自由だったため、父と一緒に母との最後の夜を過ごすことができました。
遺体安置所には直葬の方もおられました。
直葬であっても、故人とのお別れをすることはできますし、ご友人に来て頂くことも可能です。
霊柩車で直接火葬場に行き、そこで親族だけで最後のお別れをするのも立派な葬儀だと思いました。
[葬儀内容の決定] 葬儀までに行うこと
葬儀内容の詳細を葬儀社の方と相談しながら、詰めていくことになります。
故人の写真、当日の返礼品、僧侶や戒名の依頼、祭壇の詳細、火葬場へのバスの手配などを決める必要があります。
終わりに
人はいつか死にますが、そのタイミングは誰にもわかりません。
日頃から、どのような葬儀が良いか?財産はどのように相続したいかなど、日頃から話をするのも大切です。
故人の意思がわかっていれば、残された家族も納得のいく葬儀が行えると思います。
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