[チェックリスト7選] 突然の親の介護に備える

介護

介護は突然訪れます。
私は、母の急逝により父の介護をすることになりました。
突然の介護は精神的・肉体的負担となります。
急な介護に備えて、事前に準備しておくべきことをまとめます。

介護は突然に

いつまでも健康であって欲しい、そう思っていたとしても親の介護は突然始まります
特に高齢の親がいる方は、いつ介護することになってもおかしくありません。
介護なんてまだまだ先の話と思っていても、準備しておくに越したことはありません。

① 健康状態を知っておく

年齢を重ねると、誰もが何らかの健康上の問題を抱えます。
親の既往歴や持病、現在服用している薬などを把握しておきましょう。
もし病気や怪我で医者から説明を受ける機会があったら、一緒に病院に行くと良いです。
親も安心しますし、親孝行の良い機会になります。
かかりつけ医がいる場合は、じっくり話をしてみましょう。
親の健康状態を深く理解できますし、親の生活状況をお話しする機会になります。

② 資産状況を把握する

親の資産状況を把握しましょう。
預金額などは聞きにくいと思いますので、家計管理を手伝うのがおすすめです。

1. 携帯代の削減

キャリアの高い携帯代を払っていたら、格安スマホへの乗り換えを手伝いましょう。
高齢者はネットでの手続きが不安で、ドコモやauなどと契約している方が多いと思います。
[PR]楽天モバイル、[PR]ahamo、日本通信などの格安スマホであれば、数百円から契約可能です。

2. 通信費 [ネット}

実家のネット回線を確認しましょう。
不必要に高額な料金を支払っているかもしれません。

一方、遠隔で様子を確認したい場合は、Webカメラを使って親の見守りすることもできます。

3. クレジットカードや銀行口座の断捨離

クレジットカードや銀行口座が多いと管理が難しくなります。
カードや銀行を集約することを勧めましょう。
不必要に支払っている会費や、忘れていた貯金が見つかることもあります。

特に、銀行口座が多いと相続する時に非常に手間となります。

4. 不必要な保険や手数料の高い投資信託の解約

不必要な保険は解約を勧めましょう。
また貯蓄型保険、外貨建て保険、毎月分配型の投資信託などを買っていたら解約を勧めましょう。
手数料が高く、実際、残高が増えていないケースが多いです。

高齢者の資産運用については、こちらにまとめています。
もし投資をするなら、ネット証券でS&P500やオルカンを買うのが最適です。

③ 交友関係を知る

親がお付き合いをしている友人や近所の方を知っておきましょう。
可能であれば、連絡先を交換しておくと安心だと思います。

④ 要介護申請の方法を知る

40才から介護保険料を徴収されていますが、介護保険サービスを受ける方法を知らない方も多いのではないでしょうか。

介護保険サービスを受ける方法はこちらにまとめました。
地域生活支援センターに相談に行き、要介護認定の申請を行う。
地域生活支援センターは高齢者が安心して生活できることを目的としています。
⑵ 自宅で要介護認定調査を受ける
介護保険サービスを受けるため、介護の必要性を判定する要介護認定調査を受けます。
居宅介護支援事業者を選定する。
市町村の選定を受けた介護サービスを提供する事業者です。
⑷ 派遣されたケアマネージャーケアプランを作成し、サービスを開始する。

④ 地域包括支援センターの場所と連絡先を知る

地域包括支援センターは、介護保険サービスを受ける以外でも様々な相談をすることができます。

主任ケアマネージャー(介護支援)、社会福祉士(権利擁護に関わる相談)、保健師(予防介護)などが在籍していますので、気軽に相談してみてください。

いざというと時のため、あらかじめ場所や連絡先を調べておきましょう。

⑤ 家族間で介護が必要な時の役割分担を相談する

介護する可能性がある人が複数いる場合は、あらかじめ役割分担を相談しておきましょう。

誰が中心となって介護をするのか、介護体制について話し合いましょう。
また、介護費用をどのように分担するのかを話し合いましょう。
親の情報を共有し、介護に関する情報を共有できる体制を整えましょう。

⑥ 介護に関する本人の希望を聞いておきましょう

在宅介護と施設介護のどちらを希望するのかなど、本人の希望を聞いておきましょう。
また、終末期医療や延命治療に関する意向を確認しておきましょう。

⑦ 介護費用の目安を知っておく

要介護度によって介護費用は変動しますが、在宅介護の場合は比較的費用が抑えられます。
要介護1-3程度であれば、2-3万円くらいになります。
父の介護サービスのプランと金額はこちらにまとめています。

一方、施設介護の場合は、公的施設と民間施設で大きく変わります。
多い場合は、1ヶ月あたり20-30万円程度かかり、さらに数千万円の一時金が必要な施設もあります。

まとめ|備えあれば憂いなし

親の介護に備えて準備しておくべきことをご紹介しました。
介護は誰にでも起こりうる可能性があります。
事前に準備しておくことで、いざという時に慌てずに対応できます。
ぜひ、この記事を参考にできることから準備を始めてみてください。

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