[最低水準へ] eMAXIS Slim S&P500の手数料がさらに引き下げ

ファイナンス

三菱UFJ国際投信のインデックスファンド「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬が2025年1月25日より0.0814%(税込)以内に引き下げられます。
これによりSBI・V・S&P500に次ぐ業界最低水準となります。

人気のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の魅力をお伝えします。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の手数料 年0.09372%以下→年0.08140%以下へ

三菱UFJアセットマネジメントは、インデックス型(指数連動型)シリーズ「eMAXIS Slim」の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬を、2025年1月25日から0.08140%(年率・税込み)に引き下げると発表しました。
これは、2023年4月25日(0.09680%→0.09372%)以来の引き下げです。

eMAXIS Slim S&P500は、米国を代表する500銘柄で構成されるS&P500指数に連動することを目指すインデックスファンドであり、設定日は2018年7月3日です。

今回の引き下げは、2023年4月25日に続く2度目の引き下げとなります。
eMAXIS Slimシリーズは、「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」というコンセプトを掲げており、その取り組みが着実に実行されていることがわかります。

信託報酬は、投資信託の保有期間中に継続的に発生する費用であるため、わずか0.01%の違いであっても、長期投資においては大きな差となります

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の魅力

1. 圧倒的な低コスト
業界最低水準の運用コスト(信託報酬)で長期投資に最適です。
コストを抑えることで、より多くの利益を自分のものにできます。
100万円を1年間投資する手数料は937円(年0.09372%)円、2025年1月25日からは814円(年0.08140%)となり非常に低いです。

2. 分散投資でリスクを抑える
S&P500は米国を代表する大企業500社の株式で構成されています。
これにより特定の企業の業績悪化によるリスクを軽減し、安定したリターンを目指します
S&P500指数の構成銘柄は常時入れ替えが行われており、新しい成長企業を取り込みます。

3. 米国経済の成長力に乗る
米国は世界経済を牽引する存在であり、今後も高い成長が期待されています。
S&P500に投資することで、米国経済の成長を享受することができます。

4. 積立投資でコツコツ資産形成できる
毎月少額から積立投資ができます。
時間をかけてコツコツ積み立てることで、大きな資産を築くことができます。
また分配金は自動的に再投資されるため、複利で資産が増えることが期待できます。

5. NISA口座で非課税投資
NISA口座を利用すれば運用益が非課税になり、より効率的に資産形成を進めることができます。

6. 円で手軽に投資
日本円で購入できるので、為替の手間やリスクを気にする必要がありません。
ただし為替リスクには注意が必要です。(高齢者の一括投資はオススメしません)

7. いつでも売買可能
取引時間内であれば、いつでも売買することができます。
必要な時にすぐに現金化できる安心感があります。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価格と純資産の推移、資産状況

eMAXIS Slim S&P500は、2018年7月に設定されました。
(どの投資信託でも設立時の基準価格は10,000です)
2025年1月8日現在の基準価格は34,226円ですから、約6年半で約3.4倍に増加したことになります。
ここ期間の利回りは年率計算で約20.5%になります。

日本円で投資した場合は、この期間の円安ドル高も反映されるため、実際にはもっと増えたことになります。
今後も20%を超えるような利回りが維持されるとは予想し難いですが、非常に魅力的な投資先であると思います。

eMAXIS Slim S&P500の主な投資先は、マイクロソフト、アップル、エヌビディア、アマゾン、アルファベット(グーグル)、メタ(フェイスブック)など、世界的な大企業が含まれます。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の魅力

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と並んで人気の投資信託です。世界中の株式に投資できるバランスの取れた投資信託であり、「全世界に分散投資」できる点が最大の魅力と言えます。

1. 世界の成長をまるごと享受
先進国だけでなく、新興国の株式にも投資することで世界経済全体の成長を取り込むことができます。

2. 分散投資効果でリスクを抑える
特定の国や企業の業績悪化の影響を受けにくく、安定したリターンを目指せます

3. 業界最低水準の運用コスト
圧倒的な低コストで運用できるため、効率的に資産形成を進めることができます。
100万円を1年間投資する手数料は、わずか577円(年0.05775%以内)円です。

4. 積立投資でコツコツ資産形成
毎月少額から積立投資ができます。
時間をかけてコツコツ積み立てることで、大きな資産を築くことができます。

5. NISA口座で非課税投資
NISA口座を利用すれば運用益が非課税になり、より効率的に資産形成を進めることができます。

6. 円で手軽に投資
日本円で購入できるので、為替の手間やリスクを気にする必要がありません。
ただしeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)同様、為替リスクには注意が必要です。

7. いつでも売買可能
取引時間内であれば、いつでも売買することができます。
必要な時にすぐに現金化できる安心感があります。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の地域別構成と基準価格、純資産の推移、資産状況

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は2018年10月31日に設定されました。
2025年1月8日現在の基準価格が27,769円ですから、約6年2ヶ月で約2.8倍に増加したことになります。これは年率計算で約18.4%になります。

eMAXIS Slim オール・カントリーの対象国は、アメリカが約6割を占め、続いて日本、ヨーロッパ諸国、中国、インドなどが続きます。
2022年3月までロシアも含まれていましたが、ウクライナ侵攻で除外されました。

2019年のコロナショック後の基準価格や純資産は右肩あがりです。
2024年からの純資産の急上昇は新NISAの影響が大きいです。

このような上昇相場がずっと続くことは難しいと思いますが、世界経済が成長してきた歴史を考えると長期的には上昇することが期待されます。

S&P500同様、マイクロソフト、アップル、エヌビディア、アマゾン、アルファベットなどが、オールカントリーでも上位を占めています。

世界中の2,615銘柄(2024年11月29日現在)に、低コストで投資できることは本当にすごいと思います。

最後に

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)の魅力を紹介しました。

長期的な資産形成を目指す方にとって、この2つの投資信託は非常に魅力的だと思います。
楽天証券SBI証券などのネット証券に口座開設し、検討してみてください。

ただし投資信託は価格の変動により、元本損失が生じる可能性があります。
投資を行う際は、ご自身でリスクをよく理解した上で、判断するようにしてください。

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