高齢になると目が見えにくいなどの症状から、白内障の手術を行うことが多いと思います。
最近、私の父(81才)が両眼の白内障の手術を行いました。
白内障手術に至った経緯や手術の流れ、費用などをまとめました。
父が眼科を受診
父は必要に応じて眼鏡を使っていたのですが、最近、目が見えにくいと訴えました。
本人が希望したため眼鏡屋に行ったところ、眼鏡の調整より先に眼科の受診を勧められました。
眼鏡屋の方は、今までの眼鏡の調整記録や父の年齢から、白内障の可能性を考えたのかもしれません。
父には軽度の認知症があるため、自分で白内障の可能性に思い至らなかったのだと思います。
家から近い眼科の口コミを調べ、白内障手術の評判の良い眼科を受診しました。
検査の結果、白内障がかなり進行しているとのことで、手術を勧められました。
父が白内障手術を受けることに
主に老化による水晶体の混濁によって白内障になります。
水晶体はレンズの役割を果たしていますので、水晶体の濁りによって、視力の低下、視界がぼやけるなどの症状が出ます。
濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズを挿入する白内障の手術が行われています。
父は4年前に眼科を受診していたのですが、その時は白内障の進行を抑える目薬の処方のみを行ったようです。
現在の目薬に治療効果は無いため、水晶体の濁りを物理的に取り除いてから、眼内レンズを挿入する手術を行うのが一般です。
白内障手術の一般的な流れを説明します
- [手術前] 検査を行い、白内障手術の必要性と挿入する眼内レンズの種類を決定。
手術の同意書に記入します。 - [手術当日] 最終確認の検査を行います。
炎症を抑える目薬の投与を開始します。(手術後も目薬の投与は継続) - [手術当日] 眼内レンズを挿入する手術を行います。
原則、付き添い人が必要です。眼帯で目を保護します。 - [手術翌日] 眼帯を外し、術後の目の状態を確認します。
- [術後3-4日] 術後の目の状態を確認します。
- [術後10-11日後] 術後の状態を確認します。
- [術後1-2ヶ月後] 術後の状態を確認します。
視力が安定した後、必要に応じてメガネを作製します。
白内障手術の費用をまとめます
手術費用は1割負担で、合計約15,000円(片眼)でした。
この金額は術前後の検査や投薬費用を含みます。
2割負担では30,000円、3割負担では45,000円くらいになります。
両眼の手術を行うと2倍の約30,000円からになります。
手術を終えた感想
白内障手術は、一般的な手術ですので、手術経験の多い眼科医であれば心配は少ないと思います。
手術前に手術内容やリスクについて、詳しい説明があると思います。
また白内障手術を行う場合、頻繁に医院に通うことになります。
そのため、家から通いやすいこと、待ち時間が少ない医院を選ぶと良いと思います。
また手術当日の付き添いをお願いされると思います。
そのため家族の予定も調整する必要があります。
父の手術は無事に成功し、炎症なども特に起きていません。
また徐々に目がよく見える実感があるようです。
視力低下や見え方に違和感を感じたら、早めに眼科で相談してみてください。
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