最近、証券口座の残高を見るのが少し憂鬱になっていませんか?
米国株も日本株も、これまでの絶好調が嘘のように足踏み状態。
「新NISA、始めなきゃよかったかも…」「一旦売ったほうがいいかな?」と不安がよぎることもあるかもしれません。
でも、安心してください。
その不安は、あなたが着実に資産形成の道を歩んでいる証拠です。
そんな私たちの迷いを一喝し、勇気をくれるような言葉を、全米屈指の投資アドバイザー、ピーター・マルーク氏が発信しています。
過去75年のデータが教える「普通の出来事」
マルーク氏は自身のSNSで、非常に興味深いデータを提示しています。
「過去75年間において、1年の中での平均的な下落率(最大下落幅)は14%である。
もし今の5%程度の下げで過度にストレスを感じているなら、株式市場はあなたに向いていない。
下落のボラティリティ(変動)こそが、投資家が長期的なアウトパフォーマンスを得るために支払う『代償(価格)』なのだ。」
— Peter Mallouk (@PeterMallouk)
この言葉には、私たちが積立投資を続けるための2つの重要なヒントが隠されています。
下図は、1950-2026年の年間最大の下落率(DD)とトータルリターン(TR)です。

1. 「14%の下落」は日常茶飯事
歴史を振り返れば、株価が年間で14%程度下がるのは、実は「異常事態」ではなく「毎年の恒例行事」のようなものです。
今の「5%程度の停滞や下落」は、歴史的に見ればまだ「小雨」が降っている程度。嵐ですらありません。 この程度の揺れで一喜一憂してやめてしまうのは、一番もったいないことです。複利という大きな木が育つ前に、苗を抜いてしまうようなものだからです。
2. 下落はリターンを得るための「手数料」
私たちは、美味しい料理を食べる時には代金を払い、映画を見る時にはチケット代を払いますよね。
それと同じように、「将来の大きなリターン」を手に入れるためには、「一時的な値下がりというストレス」を支払う必要があるのです。
もし、株価が右肩上がりにしか動かないのであれば、リスクがない分、リターンも銀行預金のようにわずかなものになるでしょう。
今の停滞感は、将来の利益を予約するための「入場料」を払っている最中。
そう考えれば、少しだけ気が楽になりませんか?
積立投資家が今すべきこと
相場がパッとしない今、私たちが取るべき行動はとてもシンプルです。
- 画面を見る回数を減らす:短期的な数字の変化は、ダイエットの毎日の体重測定のようなもの。一喜一憂せず、スマホを置いて好きなことをしましょう。
- 「安く買えている」と捉える:積立投資(ドルコスト平均法)にとって、価格が下がっている時期は「同じ金額でより多くの口数を仕込めるボーナスタイム」です。
- 何もしない:これが一番難しく、かつ最も効果的です。設定を変えず、ただ淡々と積み立てを続けましょう。
最後に
マルーク氏の言葉を借りれば、今の変動は投資家としての適性が試されている瞬間でもあります。
「14%の下落は当たり前」という事実を心のお守りにして、今の小さな揺れを一緒に乗り越えましょう。
数年後、数十年後の自分に「あの時やめなくてよかった!」と感謝されるのは、今日一歩を踏み出し続けている、今のあなたです。
ゆったりとした気持ちで、この「入場料」の時期を過ごしていきましょう!
